« 東京都青少年健全育成条例(4)継続審議を求む | トップページ | 東京都青少年健全育成条例(6)都民主党はなぜ賛成したか »

2010年12月14日 (火)

東京都青少年健全育成条例(5)報道検証と基本からの説明

 東京都青少年健全育成条例改正案について、報道機関の報道がはっきり誤っているのが目に付きます。「過激な性描写のある漫画の販売を規制する「都青少年健全育成条例」の改正案について」という記述が複数の媒体で見られるのは、これは、東京都側の説明が鵜呑みにされて使われているのではないかと推察します。これだと刑法175条のわいせつ図書と混同されて、成人コミック並みのマンガが対象と誤解されていると思います。

 青少年条例の有害図書指定とは、どんなレベルのものか表現が過激な順に示します。

レベル1:刑法に反する違法図書 わいせつ図書 いわゆる裏本 裏ビデオなどです。

レベル2:成人指定図書 出版社等による自主規制により、成人向けとして販売される 例としては、AV 成人コミックなどです。

レベル3:青少年条例に基づく有害図書 成人指定ではないが、青少年には有害とされるもの ほぼ全ての都道府県の条例により、県ごとに指定されている。例としては、県によっては、少年ジャンプ、プレーボーイなど、少年向けのコミックまでが指定され成人コーナーにしか置けないために販売不能となったこともあります。  

レベル4:今回東京都が青少年条例改正で有害と指定しようとしている漫画 例は予測不能?

以上のことをまず説明しなくては報道にならない。それどころかわいせつコミックなどという言葉を使って規制は必要という言説まで耳にします。わいせつ物の販売は刑法犯であり、条例改正など全く不要で逮捕できます。よほどの勘違いが広まっているものと理解しています。このことは、逆に、本当のことが知れ渡れば規制強化反対論が広く指示されるということを意味すると考えます。

何度も説明するように現在の東京都の現在の青少年条例7条の1、「性的感情を刺激し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」(レベル3にあたる)により既に、「過激な性描写のある漫画の販売」は規制されており、これを拡充する必要は全くありません。

« 東京都青少年健全育成条例(4)継続審議を求む | トップページ | 東京都青少年健全育成条例(6)都民主党はなぜ賛成したか »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東京都青少年健全育成条例(5)報道検証と基本からの説明:

« 東京都青少年健全育成条例(4)継続審議を求む | トップページ | 東京都青少年健全育成条例(6)都民主党はなぜ賛成したか »

無料ブログはココログ